「買ったばかりの靴下がすぐにダメになってしまう」
そんな悩みをお持ちの方は少なくないのではないでしょうか?
靴下は消耗品になりますので、履くたびに劣化してしまうことは仕方ない事ではあるのですが、実は洗濯の方法が誤っているせいで劣化を早めている可能性があります。
この記事では靴下の劣化が早く進行してしまう原因と靴下を長持ちさせるための正しい洗い方まで詳しく解説していきます。
靴下が劣化してしまう3つの原因
靴下の劣化が進行してしまう原因は、主に下記の3つになります。
靴との摩擦による劣化
靴下が劣化する1番の要因は「歩行」です。
靴を履いて歩行することで、当たり前ですが靴と靴下で摩擦が発生します。
さらに言うと歩行の際、足裏に全体重が掛かりますので、理論上では体重が重い人ほど靴との摩擦力が大きくなり靴下の劣化は早まると言えます。
この現象はいくらジャストサイズの靴と靴下を履いていたとしても避けることはできません。
サイズの合っていない靴や靴下を使っている。
歩行の際に靴下の劣化をより早めてしまう原因として「靴や靴下のサイズが合っていない」ということが挙げられます。
ブカブカの靴を履いてしまうと靴の中での余計な動きが増えてしまい靴下への摩擦負担が増大します。
またサイズのあっていない靴下も危険で、大きすぎる靴下は靴の中で動いてしまうため劣化に繋がりやすく、小さい靴下は伸びた状態で靴との摩擦が起こるため穴が開く可能性が高まってしまいます。
靴下だけでなく靴を長持ちさせるためにも、靴と靴下は自分に合ったサイズの物を選びましょう。
洗い方が間違っている。
この記事で1番お話ししたい部分でもあるのですが、多くの方が間違った洗濯方法によって靴下の劣化を早めてしまっています。
多くの方は洗濯機で靴下を洗濯していると思いますが、実は洗濯機の中では「洗濯槽との摩擦」「他の衣服との摩擦」が起こっております。
それにより洗濯の際も靴下はダメージを受け劣化していきます。
洗濯に関しては、正しい洗い方をマスターするだけで劣化を軽減することはもちろん、臭い残りを防ぐこともできるようになります。
靴下の正しい洗い方
次に洗濯機での正しい洗い方について解説していきたいと思います。
ジャストサイズのスニーカーと靴下を選ぶことはどなたでも簡単にできますが、正しい洗い方は知らないと実行することができません。
この記事で正しい洗い方をマスターして靴下を長持ちさせましょう。
1.洗う前は必ず裏返しに
洗う前に靴下を必ず裏返しにしましょう。
使用済みの靴下の裏側には、ニオイの元になる汗や皮脂などの汚れが付着しています。
裏返して洗うことで付着した汚れから発生する雑菌の繁殖を防ぎ、嫌な臭いを抑えることができます。
また表面にはデザインが入っている靴下も多いと思いますので、デザイン部分のダメージを軽減して毛玉や毛羽立ちを抑え、履いた際の綺麗な状態を保つことができます。
2.洗濯ネットに入れる。
洗濯する際は、可能な限り洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。
ネットに入れるだけで他の衣服との摩擦を大幅に軽減できます。
洗濯ネットは100円ショップなどでも売っておりますので、高いネットでなく買いやすい値段の洗濯ネットを購入することをオススメします。
3.乾かす際も裏返しのままで
洗濯後に乾かす際(※特に外干しの場合)には、紫外線による色落ちを防ぐために裏返したまま干すようにしましょう。
また洗濯バサミに挟んで干す際には、上記写真のように履き口側を挟んで干すことを推奨します。
たまに、つま先側を洗濯バサミで挟んで干されている方がいらっしゃいますが、履き口を下にしてしまうと履き口のゴムに水分が溜まってしまいゴムの劣化を早める原因となってしまいます。
臭いが気になる靴下の対処法
足裏は汗も掻きやすく靴を履いていると蒸れやすくもなるため強い臭いが発生しがちで、普通に洗濯しただけだと臭いが落ち切らないという場合があります。
そんな臭いが気になる靴下に対して自宅で簡単にできる対処法を紹介します。
お湯に漬け込む
靴下の臭いを効果的に取り除くために「60℃程度のお湯に30分〜1時間程度漬け込む」のが有効です。
これを行うことで臭いの原因となる雑菌や菌類を死滅させられます。
つけ置き洗いでは、ぬるま湯に洗剤を溶かして靴下を数時間から一晩浸すことで頑固な汚れや臭いを根本から分解します。
漬け込み後は、そのまま洗濯機に入れて洗濯しましょう。
漂白剤や重曹に漬ける。
「お湯に漬け込む」にプラスして消臭効果の向上が期待できるのが「漂白剤や重曹を入れて漬け込む」になります。
重曹は消臭アイテムとして靴下だけでなく衣服の消臭にも使われる方法として一般的です。
漂白剤を使用する場合には色落ちやシミが付かないように用法容量を守って使用しましょう。
根本解決に靴下自体を変えることも検討しよう
靴下の臭いが気になる方は、購入前にタグなどに記載されている組成表示に注目してみてください。
もし「ポリウレタン」「ポリエステル」「アクリル」などの化学繊維の配合比率が大きい場合は「綿(コットン)」の配合比率が多い靴下に変えるだけで臭いの発生を抑える効果が期待できます。
「ポリウレタン」「ポリエステル」「アクリル」などの化学繊維は吸湿性が低いため蒸れやすく臭いが発生しやすいという特徴があります。
対して天然繊維である「綿(コットン)」は吸収性が高いため蒸れにくく臭いが発生しにくいというメリットがあります。
ゴムが入っている靴下にはどうしても10%~20%化学繊維が含まれてはしまうのですが、目安として80%以上を綿が占めている靴下は綿比率が高く、臭いが発生しにくい靴下と言えます。
Wavelessのソックスは、全ソックス肌に触れる表糸を綿100%で作っておりますので、もしよければ下記記事を覗いてみてください。
まとめ
この記事では、靴下の劣化を早めてしまう原因から長持ちさせるため洗い方に関して解説させていただきました。
靴下は消耗品ではありますが使い方や洗い方を変えるだけで長持ちさせることが可能です。
靴下の買い替え頻度が早いなと感じていた方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
<関連記事>